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2022年5月26日【ゆいまる奮闘記】墓参りで自信取り戻す
「NPO法人ゆいまる」は、年をとっても障害があっても「住みなれた町で、住みなれた家で」安心して住み続けられる地域社会をめざして、支え合い、助け合いの活動を推進しています。
「自分だけではお墓参りに行けない」という高齢の方々が増えています。最近は「墓参り代行事業」に参入するタクシー会社もあります。お彼岸が近づくと、ゆいまるにも、お墓参りへの同行や代行の問い合わせが多くなります。
昨年の春、90歳代の女性からお墓参りへの同行の依頼を受けました。女性は墓地の階段を一人で昇り降り出来ないため、ゆいまる職員がお手伝いし、お墓参り出来ました。同年秋のお彼岸は体調が優れず、自分でのお墓参りを諦め、ゆいまる職員が代行しました。
人との関わりで元気に
今年の春、当初は代行を希望していましたが、前日に、「日記を読んだら、昨年の春は、ゆいまるさんと一緒にお墓参りに行っているの。今年も行かれるかしら」との相談。「一緒に行きましょう」と伝えました。
当日、女性はきちんと身支度を整え、ゆいまる職員に支えられながらお墓参りが出来ました。女性はとても満足し、同時に少しの自信を取り戻しました。
高齢者が元気になるには人との関わりを増やすことが大切です。本事例で、相手の気持ちに寄り添いながら相手が望む時に行動を共にすることの大切さを感じました。