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2025年3月25日第34回学術・運動交流集会、6年ぶりの集合開催
講演と職員による研究発表 289人の参加・63演題で大好評
2月11日に山梨民医連学術・運動交流集会(以下、学運交)が6年ぶりに集合開催されました。記念講演と指定演題、分散会という構成で行いました。
全体会―エッセンシャルワーカーについて学び確信

講演する田中洋子さん
記念講演は筑波大学名誉教授の田中洋子さんから、「エッセンシャルワーカー~社会に不可欠な仕事なのになぜ安く使われるのか」と題してご講演いただきました。社会や労働問題の研究者の立場から、日本のエッセンシャルワーカーの現状と歴史的、社会的経過をドイツと比較をしながらの講演でした。国の政策を変えるために声を上げることの重要性や「生きる喜びを実感できる社会を実現しよう」というメッセージは示唆的で有意義な学びとなりました。
指定報告は共有したい3事例、「5次長計について」、「産婦人科外来における経済的支援ツールの導入を実現したプロセス」、「能登半島地震の支援について」報告がされました。
多様な演題―業務実践から運動まで

口演会場の様子

ポスター会場の様子
分散会は⼝演4 会場、ポスター3 会場で行いました。演題は医療・介護活動の具体的な事例・実践、地域での取り組み、職員・学生の育成など、様々な報告がされました。
自分たちの行っている活動や研究をまとめて発表することで日々の業務に確信をもち、各事業所・職種で実践されている医療・介護の質向上と地域のくらしといのちを守る取り組みを共有する大切な場です。
2025年10月には全日本民医連学術・運動交流集会が東京で開催されます。山梨からも演題を持って参加予定です。