2022年3月12日軍事力でなく憲法を
一人ひとりが大切にされ、社会の主人公に
【写真説明】山梨民医連ではロシアのウクライナ侵攻に抗議してスタンディングアピールを実施しました。
民医連が憲法を守りたいと考える理由
「いのちや健康を守る医師が、戦時下では人体実験や戦力の再生産など、それに背く行為をしうる。平和な日本で医師としての使命を全うしたい」
「安心して毎日を笑って過ごすことができる今の生活を守るためにも、患者さんの価値観や人生を踏まえた看護をするためにも、憲法9条を守りたい」
山梨民医連の若手職員の思いです。
「お金がなくて医療や介護が受けられない」「働き過ぎて身体を壊してしまった」・・・私たちは日々、経済的・社会的な理由で健康に生きることができない患者さん、利用者さんの状況に直面しています。
日本国憲法は、誰もが個人として尊重され、命が守られ、自由に、幸せを求めて生きていくことを、最も大事な人権として確認し、政治の最優先課題と位置づけています。憲法を変えるのではなく、憲法の理念を実現することが今まさに求められています。そして、その大前提は平和です。
憲法が危険!
今、日本国憲法が施行後最大の危機に直面しています。昨年の総選挙の結果、改憲を主張する勢力の議席数が3分の2を超える結果となり、改憲の動きが急速に強まっています。岸田首相は年頭に「改憲は本年の大きなテーマ」と意欲を示し、その動きを「夏の参院選と同時に国民投票の実施を」と主張する日本維新の会などが後押ししており、改憲議論が一気に進みかねない情勢です。
「憲法守ろう」の意思表示を
憲法を変えようとする勢力は、「環境権」や「教育の充実」など、耳あたりのよい言葉を使って世論を誘導しようとしています。こうした問題の多くは、憲法を変える必要はないものです。
「今の憲法を守ろう!」と声を上げることが重要です。民医連では、憲法改悪に反対する署名を集めています。下のリンクから、ぜひご協力ください。そして7月の参議院選挙では、憲法を変えようとする勢力ではなく、憲法を守り生かす勢力を伸ばしましょう。